マレーシア航空、上級管理職への給料及び手当削減へ

【クアラルンプール】 
マレーシア航空(MAS)のイズハム・イスマイル最高経営責任者(CEO)は9日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染拡大の業績への影響を考慮し、3月から上級管理職に対し10%の給与削減及び手当削減を実行すると発表した。

 イズハムCEOは、今年の第1四半期だけで輸送容量を7.1%を削減し、1,600便以上のフライトをキャンセルしたと言明。キャンセル数は増加しているとした。
また中国への輸送容量を53%、日本と韓国への輸送容量を23%削減したことを明らかにし、今後更にコスト削減策が導入されると警鐘を鳴らした。

 イズハムCEOによると、マリンド・エアやエミレーツ航空、シンガポール航空(SIA)などを含む航空業界は、キャッシュフローを維持するため、コスト削減策を講じることを余儀なくされている。
マリンド・エアは、従業員に対し2週間の無給休暇及び50%の給与引き下げを行う予定で、SIAは3月から上級管理職の給与を10ー15%削減し、従業員対し任意の無給休暇制度を提供している。

■2019年のRASK、前年比3%増■
 MASは、2019年の有効座席キロ当たりの売り上げ(RASK)が前年比で3%増加し、第2ー4四半期においては過去最高のRASKを達成したことを明らかにした。

 MASの持株会社であるマレーシア・アビエーション・グループ(MAG)は、「新長期ビジネスプラン(LTBP)導入の初年度に当たる2019年において、グループ全体の税引後利益(NIAT)が前年より増加し、予算額より18%上回った」と言明。収益は前年比7%増となったことを明らかにした。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、3月10日、エッジ、3月9日)