仏系ダノンが粉ミルク工場を閉鎖、165人が解雇へ
仏系ダノン・デュメックスは13日、ネグリ・センビラン州ニライにある粉ミルク工場を4月12日付けで閉鎖すると従業員らに通知した。生産事業はタイに移管され、従業員198人のうち165人が解雇されるという。
同州人的資源・農園・非ムスリム問題委員会のアルル・クマル上級評議員によると、管理職76人、非管理職89人が解雇される見込み。残り33人は同社の他の事業所で受け入れる。また6人はダノンの在外生産施設で受け入れる。今年1、2月分の給与は通常通り毎月23日に支給される。3月1日から4月12日分の給与も支払われる。
クマル氏は、ネグリ・センビラン州政府が失業者の再就職に向けて支援していくと言明。同州では昨年、30億リンギ相当の投資を誘致し、3,000人分の雇用創出に成功した一方、612人がレイオフされたと明らかにした。
ダノンの撤退について野党・マレーシア華人協会(MCA)のウィー・カション党首は、与党連合・希望同盟(PH)政権が投資家の信頼を失った証拠だと指摘した。
(中国報、星州日報、1月16日)