女性上級管理職の割合、マレーシア企業は33%
【クアラルンプール】
国際コンサルティング会社のグラント・ソントンが発表した「国際ビジネスリポート(IBR)」によると、マレーシア企業における女性上級管理職の割合は33%に達した。世界平均の29%を上回り、2007年以降で最も高い数値となった。
上級管理職に少なくとも1人の女性が在席しているマレーシア企業は90%で、世界平均の87%を上回った。
上位3位の女性上級管理職は、▽人事部長(52%)▽最高財務責任者(CFO)(29%)▽最高執行責任者(COO)(28%)ーーとなった。人事部長は昨年から8ポイント、COOは17ポイントそれぞれ増加し、東南アジア諸国連合(ASEAN)において最も高い割合となった。一方でCFOの数は減少しASEANで最も低い水準となった。
マレーシア企業における女性上級管理職性を増やすための企業動向については、仕事の機会均等を行っている企業が多く32%で、▽メンタリングとコーチングの提供(23%)▽文化多様性(17%)▽柔軟な労働環境(17%)▽男女バランスの設定(17%)ーーと続いた。
(マレー・メイル、3月6日)