月収1万リンギ以下の外国人労働ビザ廃止を検討=人的資源相
(ザ・サン、3月1日、マレー・メイル、フリー・マレーシア・トゥデー、2月28日)
M.クラセガラン人的資源相は、マレーシア人技能労働者の雇用を促進することを目的に将来的に月収1万リンギ以下の外国人管理職・専門家向け雇用ビザ発給をストップする方向で検討していることを明らかにした。
現在の外国人雇用ビザのカテゴリーは1から3まであり、月収3,000—4,999リンギをカテゴリー3、5,000—9,999リンギをカテゴリー2、1万リンギ以上をカテゴリー1と定めている。
クラセガラン大臣によると、連邦政府はカテゴリー1だけを残し、カテゴリー2、3を廃止する方向で検討している。ただ何らかの決定を下す前にすべての利害関係者と話し合いを行うという。
クラセガラン大臣は、カテゴリー3の申請数が減少しているが、マレーシア人労働者でカバーできると指摘。マレーシア人労働者の雇用を優先しているとした上で、将来的にはカテゴリー2ビザ発給停止も可能だと述べた。2018年時点で11万7,000人の外国人管理職・専門家が国内で勤務していたが、カテゴリー3は2,158人だけだったという。