有料道路の通行料金の引き上げ凍結、年末まで継続
リム・グアンエン財務相は、国民の負担増を回避するため全国21カ所の有料道路の通行料金の引き上げ凍結を年末まで継続すると発表した。有料道路の運営業者に支払う補償金は10億リンギ超に上る見通しだ。
リム財務相は「高速道路での通行料引き上げを凍結した場合、国民は政府が損失を補填しなければならないことを知っておく必要がある」と言明。「補償額は小さいものではない。政府にとって大きな負担になるが、政府としては生活費を抑制し国民を助けたいと考えている」とし、2019年末に決定した料金凍結がメディアなどで好意的に報じられなかったことへの不満を示した。
料金引き上げ凍結の適用対象は
▽南北高速道路
▽マレーシア・シンガポール第2リンク▽スンガイ・ベシ高速道路(BESRAYA)
▽アンパン・クアラルンプール高架高速道路(AKLEH)▽新パンタイ高速道路(NPE)
▽マジュ高速道路(MEX)
▽バタワース・クリム高速道路
▽セレンバン・ポートディクソン高速道路ーーなど。
2019年1月1日付で凍結されていた。
(南洋商報、マレー・メイル、中国報、ザ・スター、1月10日)