燃料補助金、中間所得層への支給も検討=国取省

(マレーシアン・リザーブ、4月4日) 

 サイフディン・ナスシオン国内取引共同組合消費者行政相は、今年導入を予定している燃料補助金について、当初は低所得層(B40)を支給対象としていたが、中間所得層(M40)も対象に含めることを検討していると明らかにした。

 サイフディン大臣は、生活費の上昇はB40のみならずM40の下層50%にとっても主要な問題となっていると指摘。政府は支援を本当に必要としている国民への補助金支給を目指しており、燃料補助金支給対象の拡大はその方針に沿ったものであると説明した。 

 サイフディン大臣は、既存の補助金制度には不備があるとして、修正することも提案していると明らかにした。また燃料以外にも、食用油や小麦粉の補助金についても見直しを行うと言明。レストラン運営者が補助金付きの食料油を購入している例もあり、様々な機関と補助金制度の変更について検証する必要があるとした。 

 統計局によると、1カ月の世帯所得はB40の中央値が3,000リンギ、M40が同6,725リンギ、高所得層(T20)が同1万3,148リンギとなっている。 


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