購買担当者景気指数低下、新型コロナの影響=IHS

【クアラルンプール】 
英系情報会社IHSマークイットは、2月の「マレーシア工業購買担当者景気指数」(PMI)が前月の48.8から48.5にダウンしたと発表。新型コロナウイルス「Covid-19」の感染拡大により中国からの主要原材料の輸入が制限されていることが背景にあるとした。

 マレーシアPMIは製造業者約400社の購買担当者を対象としたアンケート調査に基づいたもので、▽新規注文▽生産量▽雇用▽サプライヤー納期▽在庫——の5つの指標の加重平均で算出。指標は50以上は全体的な増加を示し、50未満は全体的な減少を示す。

 IHSマークイットによると、主要原材料の不足によりサプライヤーの納期が、同調査が2012年7月に開始されて以来、最も大幅に遅延している。また向こう7年において、輸出注文が最も急激な割合で減少する可能性がある。

 製造部門全体の生産については、インプット(投入量)の不足によりアウトプット(産出量)が8カ月ぶりの低水準に落ち込み、勢いが低下。それに伴い従業員の雇用契約を更新しない企業も出ており、雇用レベルも低下している。

 今後の動向についての楽観度指数も、20カ月ぶりの低水準に落ち込んでいる一方、一部の企業では、経済成長の回復が見込まれることから、向こう12月間の製造業生産の見通しは明るいとしている。
(ザ・サン、3月3日)