高速道路料金引き下げ実施、「早ければ2月1日」
16日にマハティール・モハマド首相が発表したプロジェク・レブラヤ・ウタラ・セラタン(PLUS)が運営する高速道路の通行料金引き下げについて、首相府省は17日、早ければ2月1日から実施すると明らかにした。
対象となるのは
▽南北高速道(NSE)
▽新クランバレー高速道路(NKVE)
▽ELITE高速道▽マレーシアーシンガポール第2リンク
▽東海岸高速道第2期
▽セレンバン—ポートディクソン高速道
▽バタワース—クリム高速道
▽ペナン大橋
NSEの場合で1キロメートル当たり13.6リンギが11.15リンギに引き下げられる。
首相府省によると、PLUSとの運営権契約が延長されたのは2038年から2025年までの20年間。通行料金は契約期間満了までの間、据え置かれる。15日の閣議で決定したという。
運営権契約の延長について首相府省は「PLUSが政府に依存せずに高速道路を維持・運営できるようにするためのもの」と強調。料金引き下げ実施に際してはPLUS株主の承認が必要になるが政府が補償を行なうことはないと指摘し、運営権契約延長の見返りに政府が総額420億リンギの補償負担を免れることになるとしている。