仕事や成功への自信、マレーシア人はやや悲観的

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 
ビジネス特化型ソーシャルネットワークサービスのリンクトイン(LinkedIn) は、世界22カ国を対象とした「仕事で実現したい機会に対する意識調査(オポチュニティ・インデックス2020)」を発表。

マレーシアは99ポイントとなり、9番目にスコアが高かったが、仕事や成功への「自信」の分岐点である100ポイントを下回り、やや悲観的であることがわかった。

 トップはインドで121ポイントだった。それにインドネシア(117ポイント)と中国(116ポイント)が続いた。シンガポールはマレーシアより低く95ポイントだった。日本は22カ国中もっとも低い80ポイントだった。

 調査によるとマレーシア人は国内経済に比較的前向きな見通しを持っており、シンガポールや欧州、日本などの先進国より楽観的であることがわかった。
また長期的に質の高い生活を送るための重要な要素としては、「良好な健康」が挙がった。「ワークライフバランス」や「経済的自立」の実現も重要視しており、ベビーブーマー(55ー65歳)とX世代(39ー54歳)は「健康」と「財政の確保」、ミレニアル世代(23ー38歳)とZ世代(18ー22歳)は「安定した仕事」を重んじているという。

 マレーシアでは「新しいスキルや技術を学ぶ機会を探している」との回答は31%となりアジア太平洋地域でもっとも高かった。
 同調査は、昨年9月から10月にかけて、世界22カ国の18ー65才の3万人以上にオンラインで実施された。