労働局が宿舎を立ち入り調査、すし詰め状態の労働者
【クアラルンプール】労働局を中心とする政府機関職員の立ち入り調査で、外国人労働者が換気の悪い湿っぽい屋内で、すし詰め状態で寝起きを強いられている現実が明らかになった。
労働局は、外国人労働者を雇用しているナシカンダール店とスーパーマーケットの宿舎を労働者に案内してもらい調査。ジャーナリストも同行した。
宿舎には、1室の利用者は6人との掲示があったが、各室には作り付けのベッドが11 12床あった。
ある宿舎では11人で1つのトイレを使用していた。宿舎内の換気は悪く、合板の床に直接寝ている労働者もいたため、理由を聞くと、マットレスを支給されたが、中にいた虫の被害に遭ったため使用をやめたという。
ナシカンダールはペナンを起源とする北マレーシア料理で、インドのタミル系イスラム教徒の商人が広めたワンプレート料理。
(ザ・サン、1月19日)