新卒者の失業率、2020年は4.4%に上昇=統計局

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 統計局は2020年の新卒者の就職内定状況に関するレポートを初めて発表。同年の新卒者は535万6,400人となり前年比で4.4%増加した。
失業者数は新型コロナウイルス「Covid-19」の影響により、前年比22.5%増加し、20万2,400人となった。新卒者の失業率は2019年の3.9%から0.5%ポイント上昇して4.4%となった。失業者の70%以上が積極的に就職活動を行なった。うち45.1%が「3カ月以内」、30.1%が「3−5カ月内」、14.8%が「6ー12ヶ月内」に就職先を見つけた。
一方で新卒者全体の81.2%となる435万3,100人が卒業前に就職先を決め、2019年の4,120万800人を5.6%上回った。68.8%が専門技術を要する熟練職に就いたが、前年より0.8%ダウンした。半熟練職に就いたのは、28.9%となり、前年(25.6%)より比率が上昇した。非熟練職はわずか2.3%だった。