製造業労働者へのワクチン接種を優先=アズミン上級相

【クアラルンプール】 アズミン・アリ上級相(兼通産相)は、新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種について、マレーシア経済の牽引役である製造業の労働者、特にセランゴール州やペナン州の工場労働者を優先的に行なうと発表した。
アズミン氏は、2州が特にマレーシア経済に貢献する工業地帯になっていると指摘外国人労働者を含め製造業労働者への接種を出来るだけ急ぐことを約束するとした上で、ワクチン供給が予定通り進めば、年末までに接種を完了することが可能だと述べた。
アズミン氏の発言は、先ごろペナン州のチョウ・コンヨウ首相が、ワクチン接種を優先すべき「経済の最前線従事者」に工場労働者を認定すべきと発言したことを受けたもの。チョウ氏は同州で発生した12のクラスターのうち10が工場で発生したことを重大視し、連邦政府がワクチン接種プログラム第2フェーズにおける対象者に工場労働者を入れると約束したままその後の対応がとられていないと批判していた。
(フリー・マレーシア・トゥデー、ベルナマ通信、4月13日)

コメントを残す