役員への女性登用率、マレーシアはアジアでトップ=デロイト

【ペタリンジャヤ】 デロイトと30%クラブが共同で実施した役員への女性登用に関する最新のレポートによると、マレーシアでは取締役会に占める女性の比率が26%で、アジアで最も女性登用率が高いことがわかった。
隣国のシンガポールの17.6%、タイの17.8%を上回り、世界平均の19.7%も上回った。
また、マレーシアにおける最高財務責任者(CFO)の女性の登用率は34.9%で、アジアでトップとなり、世界平均の15.7%を大きく上回った。
レポートは、マレーシアは2020年までに役員への女性登用率を30%とすることを目標に掲げていたが、また4%届いていないと指摘。コーポレート・ガバナンス(CG)青写真と、企業統治のためのマレーシア規約(MCCG)2021年版では、目標が達成されていない場合、取締役会は目標を達成するための行動計画を開示することになっていると説明した。その上で、取締役会における女性の比率は30%以上とするべきとした上で、役員への女性参加に向けての検討やジェンダー多様性政策を実施するべきとした。
(ザ・サン、4月29日)