非管理職の求人募集件数が4月から増加=就職支援サイト

【クアラルンプール】 就職・転職支援サイト運営のファスト・ジョブズ・マレーシアによると、4月1日から新型コロナウイルス「Covid-19」がエンデミック(風土病)の段階に入り、従業員のフル出勤が可能になったことで、非管理職の求人募集件数が増加している。
5月の求人掲載数は、前年同月比で106.6%増加。特にホスピタリティ・飲食(F&B)が205.3%、管理・事務が84.5%、販売・小売・マーケティングが64.4%と求人件数が大幅に増えた。
ファスト・ジョブズのゼネラル・マネジャー、ジョエル・パン氏によると、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染拡大は、非管理職の人々の働き方に大きな影響を与えた。感染拡大前は面接や大量採用イベントに出向く必要があったが、今はオンラインで応募できるようになった。またコストを削減できるという理由からもオンラインは雇用者にも人気の求人募集方法となっているという。
ファスト・ジョブズには、150万人以上の求職者、2万社以上の会社が登録。短期間で大量雇用を支援するための「eファスト・リクルート」、インターネットを通じて単発で仕事を請け負うギグワーカー向けの「ファスト・ギグ」などの就職支援プラットフォームを提供している。
(マレーシアン・リザーブ、6月15日)