インドネシアの労働者派遣、採用システム統合に両国が合意

【クアラルンプール】 インドネシアがマレーシアへの労働者派遣を凍結した問題について、両国は18日、解決に向けて協議を行い、旧採用システムのメイド・オンライン・システム(MOS)をインドネシアのワン・チャンネル・システム(OCS)に統合することで合意に達した。
 インドネシア政府は、採用システムをOCSに一本化することを盛り込んだ覚書を4月に締結したにも関わらず、マレーシア側がMOSを使用し続けたことを覚書違反として非難していた。
 M.サラバナン人的資源相は、労働者派遣問題の即時解決のために、人事省、内務省、入国管理局、および駐マレーシア・インドネシア大使の間で直ちに議論を行うことで合意したとし、覚書にはOCSを利用するという条項はあったが、MOSを廃止しなければならないという規定はなかったと弁明した。
 サラバナン大臣はまた、インドネシアとの間の覚書はまだ有効であり、採用メカニズムに混乱はあったが、インドネシアは労働者派遣を中止したのではなく、延期しただけだと述べた。
(ザ・スター、7月20日、ベルナマ通信、7月19日)