失業者12万人が再就職に成功、失業率下落に=人的資源相

   

【クアラルンプール】 M.サラバナン人的資源相は3日の下院議会質疑の中で、政府の取り組みによって失業者12万237人が再就職先を見つけることが出来たと公表。これにより失業率はピークだった2021年1月時点での4.9%から2022年5月には3.9%まで下がったと成果を強調した。


 その上でサラバナン大臣は、新型コロナウイルス「Covid-19」前のレベルである3.2%をいまだ上回っていることから、政府として引き続き失業率を下げる取り組みを行っていると強調。新型コロナ感染拡大の間、失業率が上昇し、2021年1月に4.9%でピークを迎えたが、雇用を維持するための補助金支給などのいくつかの雇用インセンティブにより3.9%まで下がったと述べた。


 政府は現在、18歳から20歳までの新卒生を管理職として雇用する雇用者に対して月900リンギの補助金を6カ月間提供するプログラムを実施している。
 サラバナン大臣はまた、新卒の間で雇用のミスマッチが大きな問題になっていると指摘。人材開発公社や社会保障機構(SOCSO)を通じて再教育とスキルアップのプログラムを立ち上げたと述べた。
(マレー・メイル、ザ・スター電子版、8月3日)