エアアジアが配送員を正規採用、最低3千リンギを保証

【クアラルンプール】 キャピタルAは、エアアジア・グループの宅配サービス部門、「エアアジア・フード」及び「エアアジア・エクスプレス」の配送員すべてをフルタイム従業員として雇用すると発表した。ギグワーカーを正規雇用して最低賃金を保証するのはアジアで初めてだとしている。
よりよい職場環境を保証し雇用安定を図るのが狙いで、正規雇用となった配送員には最低賃金3,000リンギを保証するほか、従業員積立基金(EPF)や社会保障機構(Socso)への拠出、医療保険、年次休暇、エアアジアの90%グループ割引を含む旅行補助、スキルアップに向けたトレーニング、事故補償なども提供する。業務成績に応じたインセンティブも支給する。
キャピタルAのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は、「エアアジアは常に人材を重視しており、人材は我々の最大の資産であると信じている」と述べた。
(マレー・メイル、マレーシアン・リザーブ、8月5日)