外国人労働者採用迅速化の詳細要件を発表=内務相

【プトラジャヤ】 サイフディン・ナスシオン内務相は17日、外国人労働者採用迅速化の詳細要件を発表した。

 外国人労働者の受け入れを行う企業は、採用申請の承認を得た後、採用プロセスに入る前に人頭税を支払う必要がある。また、一時就労訪問パス(PLKS)発行後6カ月以内に、雇用法や最低賃金の順守を確実にし、外国人労働者雇用資格取得を完了させる必要がある。6カ月の猶予期間後に、内務省、人的資源省および関連機関による合同取り締まりが実施される。

 外国人労働者採用迅速化は3月31日までの実施とする。派遣元として指定されている15カ国は、▽インド▽タイ▽カンボジア▽ネパール▽ミャンマー▽ラオス▽ベトナム▽フィリピン▽パキスタン▽スリランカ▽バングラデシュ▽トルクメニスタン▽ウズベキスタン▽インドネシア▽カザフスタンーーとなっている。

 サイフディン内務相はまた、近日中にインドネシア、バングラデシュ、ネパールの3カ国を訪問し、外国人労働者の安全や採用条件緩和、不法移民再正規化プログラムなどについて協議する予定だと述べた。
(ザ・スター電子版、ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、ベルナマ通信、1月17日)