時間あたりの労働生産性、2022年は1.8%アップ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 統計局によると、2022年の時間当たりの労働生産性(就業1時間当たり付加価値)は41.7リンギで、前年比で1.8%アップした。


 産業別では、サービス業が3.3%上昇したが、建設業が2.0%、農業が1.2%、鉱業・採石業が0.4%、製造業が0.1%それぞれ下降した。


 労働者一人当たりの労働生産性は9万5,628リンギで、前年から5.4%増えた。全ての産業でプラスとなり、サービス業が6.5%、建設業が5.2%、製造業が4.1%、鉱業・採石業が2.2%、農業が0.7%それぞれ上昇した。


 昨年第4四半期の時間当たりの労働生産性は43.1リンギで、前年同期比で1.9%上昇し、前期のプラス3.8%を下回った。建設業が8.0%、鉱業・採石業が4.7%、サービス業が2.3%、製造業が0.4%それぞれアップしたが、農業のみ0.6%ダウンした。なお、総労働時間は前年同期比5.0%増の92.1億時間となり前期の10.0%を下回った。


 労働者一人当たりの労働生産性は2万4,915リンギで、前年同期比3.6%増えたものの、前期の増加率(10.2%)を下回った。労働者数は1,594.2万人で、前年同期比3.2%プラス(前期は3.6%)となった。全ての産業でプラスとなり、建設業が10.0%、鉱業・採石業が6.5%、サービス業が4.0%、製造業と農業が1.6%それぞれ上昇した。