不法滞在者38万人の再雇用申請を承認=内務相

【ペルリス州パダン・ベサル】 サイフディン・ナスシオン内務相は25日、不法滞在者を再雇用する 「労働力再正規化プログラム2.0(RTK2.0)」について、これまでに不法滞在者38万人の申請を承認したと明らかにした。


 サイフディン内相によると、中央銀行バンク・ネガラ(BNM)の勧告により雇用条件を緩和し、申請が承認された38万人は農園、農業、製造業、サービス業などで就労可能となったと述べた。条件緩和の第1段階として最大51万8,000人の外国人労働者を雇用する計画だという。


 サイフディン内相は、アンワル・イブラヒム首相が24日の2023年度予算案発表時に述べたように、今年の国内総生産(GDP)成長率4.5%達成のために外国人労働者の労働力は重要だとした。


 「労働力再正規化プログラム2.0(RTK2.0)」は、未証明就労ビザでの入国、就労ビザでのオーバーステイ、就労ビザ条件違反のいずれかが2022年12月末までに確認された外国人労働者を合法化するもので、▽製造業▽建設業▽鉱業▽警備業▽サービス業▽農園▽農業▽家政婦ーーの8部門が対象となっている。
(エッジ、ベルナマ通信、2月25日)