ペナンのフード配達ドライバー約百人、報酬体系見直し訴え

【ブキ・メルタジャム】 フード・デリバリー大手で働くペナン州の約100人の配達ドライバーは、報酬体系の見直しが行われたことで過去数カ月にわたり収入が減っているとして、経営陣に対して再度報酬体系を見直すよう求めている。


 代表者であるモハマド・ズルヒズリ氏によると、見直し前は移動距離ベースで1件当たり5ー7リンギが支払われていたが、現在は距離を問わず1件3リンギとなったことから、月収が1,000ー1,500リンギ減った。そのため1件当たり5リンギ以上に引き上げるよう求めている。


 以前は10ー12時間以内に30件の注文を配達できれば、最高で200リンギを稼ぐことができたが、見直し後は、30件の注文を獲得するためには15時間働く必要がある上、賃金も100リンギほどしか稼げなくなっているという。


 モハマド氏は、ドライバーとして働き続けたいと考えており、ストライキもしたくないとした上で、適正な額に迅速に見直してくれることを望んでいるとコメントした。
(ザ・サン、3月1日、ベルナマ通信、2月28日)