ゴム手袋工場労働者がスト、警備員の暴力に抗議

【ペタリンジャヤ】 セランゴール州セパンにあるゴム手袋工場で23日、警備員の従業員への暴力に対する会社の無策に抗議して労働者が約7時間にわたってストライキを行った。
ネットニュース「フリー・マレーシア・トゥデー」が独立系研究者からの報告に基づいて報じたところによると、同工場では以前の警備会社との契約を終了して新たな警備会社と契約したが、新たな警備会社から派遣された警備員から20日にはインドネシア人女性従業員が、22日にはバングラデシュ人男性従業員がそれぞれ宿舎の外で殴られる事件が発生した。
労働者側は、警備員の暴力に対して会社が何ら対策をとろうとしていないと主張。速やかに新たな警備会社との契約を打ち切って元の警備会社との契約に戻すことを要求した。
これに対し会社側は暴力をふるった警備員を外すことには同意したが、その他の警備員は残すことを主張した。労働者側は警備員側からの報復を恐れているという。
(フリー・マレーシア・トゥデー、1月23日)