理髪店・金細工店・布地店の一時就労許可証の期限、6月まで延長

 【クアラルンプール】 理髪店、金細工店、布地店で働く外国人労働者の一時就労許可証(PLKS)の有効期限について、6月15日まで3カ月間の延長が決定された。


 シャムスル・アヌアル副内務相が27日の下院委員会で明らかにしたところによると、3業種では2009年以降、外国人労働者の新規採用が許可されておらず、既存労働者の雇用継続のため1年更新のPLKSが利用されていたが、3月15日付けで更新が打ち切られた。これらの業種にはインド人が多く従事しており、「インド系企業が営業停止に追い込まれる」という反発の声がインド系団体から上がっていた。


 シャムスル副内務相は、PLKSの更新終了で多くの雇用者が影響を受けることから3カ月間の猶予を設定したと説明。6月15日以降に再延長するかどうかは、内務省と人的資源省の共同委員会で3業種関係者から聞き取り調査を実施し、その結果に応じて検討するとした。
(エッジ、ベルナマ通信、3月27日)