外国人労働者の雇用凍結、理髪店・金細工店・布地店で解除へ

【クアラルンプール】 アンワル・イブラヒム首相は4日、外国人労働者の受け入れ凍結について、サービス業のうち理髪店、布地店、金細工店の3業種に限定して一部解除すると明らかにした。
アンワル首相によると、新規採用凍結は2009年から実施されている。これら3業種では、早急に労働者を必要としていることから採用を承認するが、全面的には解除しない方針だ。承認に向けて、8日の閣議で協議する。今後も、国民で労働者不足を補う取り組みは継続して実施するという。
V.シバクマル人的資源相によると、理髪店、布地店、金細工店の3業種では1万5,000人の外国人労働者が必要であり、採用が凍結されてから、ここ数年で労働者不足に直面している。これらの分野で、国民の雇用を促進するための取り組みも行ったが、制約があったため、雇用主は雇用するのが難しかったという。
マレーシア・インド商工会議所(MAICCI)は今年3月、3業種での外国人労働者不足を訴えていた。
(ザ・スター、ザ・サン、9月5日、ベルナマ通信、9月4日)