外国人労働者採用に関するSOPの明確化を要請=MEF

【ペタリンジャヤ=マレーシアBIZナビ】 マレーシア経営者連盟(MEF)は、内務省と人的資源省が策定した外国人労働者の雇用管理に関する標準的運用手順(SOP)について、より明確なものとするよう政府に要請した。
 サイド・フセイン会長は、外国人労働者の受け入れに伴う全費用を雇用主が負担しなければならないという要件に懸念を示し、コストが増加すれば、経済復興が頓挫しかねないと指摘。外国人労働者が出国前に書類を紛失した場合に雇用主が再発行費用を負担することになるのかなど、採用過程で発生しうる費用の負担についても不明瞭な部分があるとし、誤解や紛糾を防ぐために明確な指針が必要だと主張した。外国人労働者の出身国は、人材紹介会社の紹介料について上限を設定し、法外な料金請求を認めないようにすべきだと指摘。国際労働機関(ILO)などの国際機関が介入することで、公正な採用活動に関する意識を高められると提言した。