違法移民の合法化、サラワク州では3Dの職場経営者が対象

【クチン】 違法移民を合法の労働者として雇用することを認める労働力再調整プログラム2.0の運用が開始された。サラワク州政府は、3D(汚い・きつい・危険=日本の3Kに相当)にあたる職場の経営者に違法移民を合法の労働者として登録することを認める方針を明らかにした。

サラワク州首相府のゲラワト・ガラ副大臣(労働・移民担当)の発表によると、労働者の登録が許可されるのは今月26日から12月31日まで。
製造、建設、プランテーション、農業、サービス、鉱業・採石、メイドサービスで違法外国人労働者の合法化が認められる。
労働力再調整プログラムでは合法化の対象として認められるのは15カ国(インドネシア、バングラデシュ、タイ、インド、フィリピン、カンボジア、ラオス、ネパール、ミャンマー、スリランカ、ベトナム、パキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、カザフスタン)の出身者だが、サラワク州では中国出身者にも適用する。

違法移民とは入国査証・短期就労パスを所持しているが、査証期限が切れても滞在している外国人や、雇用主から逃亡した外国人を指す。
(ザ・サン、7月27日)