外国人労働者への感染検査義務づけ、経営者団体が猛反発

【クアラルンプール】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)がすべての外国人労働者に対して新型コロナウイルス「Covid-19」感染テストを雇用主の負担で実施することを求めた件で、マレーシア経営者連盟(MEF)のシャムスディン・バルダン専務理事は「やり過ぎ」と批判した。
 シャムスディン氏は感染テストには1人当たり500リンギかかると指摘。全国には登録された外国人労働者だけで230万人おり、連邦政府の指示通りにこれら全員に対するスクリーニングを実施した場合、雇用主が負わなければならないコストは最大で10億リンギになるとし「雇用主にとって悪夢、不公平であり、やり過ぎだ」と批判した。
 その上でシャムスディン氏は、多くの雇用主がそうした場合に外国人労働者の職場復帰を禁止する可能性を示唆しているとし、雇用主による感染テストボイコットが起きる可能性すらあると強調。またすべての外国人労働者へ感染テストをやろうとすれば、完了するのに半年はかかるとし、「他に何もせずにテストを受けるためだけに並ばなければならない。作業は遅れる。経済的論理はどこにもない」と指摘した。
(フリー・マレーシア・トゥデー、5月5日)