今年通年の失業率は3.8%、MIDFリサーチが予想

【クアラルンプール】 MIDFアマナ・インベストメント・バンクの調査部門、MIDFリサーチは、今年通年のマレーシアの失業率が新型コロナウイルス「Covid-19」と行動制限令(MCO)の影響で3.8%に上昇するとの予想を示した。
 MIDFリサーチはMCOによる失業率の悪化にもかかわらず現時点ではまだ完全雇用の状態にあるとみなされるとした上で、今後数カ月で4%に達し完全雇用状態ではなくなると予想。その後、徐々に行なわれる経済活動の規制緩和とウイルス感染に対する国民の恐怖が和らぎはじめるにつれて雇用市場もゆっくり回復するとした。
 その上で、今年は国内経済と世界経済の両方が減速したため雇用成長が緩やかに推移する可能性があるが、政府によるいくつかの経済対策、特に賃金補助金が解雇圧力を緩和させるとし、通年の失業率が完全雇用状態の3.8%程度を維持するとの見方を示した。
 統計局の発表によると、3月の失業率は3.9%となり、2010年6月以来の高い水準となり、失業者数は17.1%増の61万500人となった。雇用成長率は1.3%で、2016年12月以来の低い水準となった。
(ボルネオ・ポスト、5月11日)