グラブが8カ国で5%人員削減、配送分野に注力

【クアラルンプール】 配車&宅配サービスや電子決済サービスを手掛けるグラブは、東南アジア8カ国で、全社員の5%に相当する360人を解雇すると発表した。マレーシア事業も含まれるとみられるが、何人が対象になるかは明らかにされていない。グラブ・マレーシアは先ごろ、人員削減はないとの声明を発表したばかり。
共同創業者であるアンソニー・タン最高経営責任者(CEO)は社員宛ての声明で、「人員削減を回避するつもりで可能な限りのことを試みたが、雇用全体を守るために実施せざるを得なかった」と説明。今年はこれ以上の人員削減は行なわないと述べた。
解雇者に対しては給与5.5カ月分の退職金と新型コロナウイルス「Covid-19」対策に対する慰労金、2020年分のボーナスを支給する。
タンCEOは、非中核プロジェクトを取りやめるほか効率化のための機能の統合、外部環境に対応したビジネス需要に合わせたダウンサイジングを行なうと言明。需要が倍増している配送分野に注力し、配送員を再配置して需要増加に対応していくとした。
(マレーシアン・リザーブ、6月17日)