従業員サポート優先、採用予算は削減=マーサー調査

クアラルンプール】 企業における新型コロナウイルス「Covid-19」感染拡大による影響への対応について、組織・人事コンサルティング会社のマーサーの調査結果によると、マレーシアの企業は従業員のサポートを優先する一方で、採用予算を削減する方針を取っていることが分かった。

2020年における採用動向について、72%が「採用予算を削減する」と回答。43%が「採用を凍結する」、37%が「欠員補充のみ行う」、4%は「解雇を検討する」と答えた。
一方で、一部の企業で従業員へのサポートを強化するとの回答があった。サポート内容については▽柔軟性および適応性の向上を目的としたワークライフバランスプログラムの強化(13%)▽医療給付の予算増額(11%)▽トレーニングや開発の強化(6%)ーーなどが挙がった。
また新型コロナによる大打撃を受けたセクターにおいて、昇給給予算の削減を検討していることが分かった。最も削減幅が大きかったのは非金融サービスセクター(5.1%から3.3%)で、これに▽製造(5.1%から3.8%)▽小売および卸売(5%から4%)▽消費財(5%から4.6%)▽ライフサイエンス(5.3%から5%)ーーの各セクターが続いた。
同調査は3月26日から4月10日において12業界の201社から集計したデータに基づいたもので、集計結果についてマーサーは、6月までこの動向が続くとの見方を示した。
(エッジ、6月24日)