メディアプリマが今年2度目のリストラ300人を解雇

【クアラルンプール】 大手メディアグループのメディア・プリマは、業績悪化のため今年2度目のリストラを実施、従業員300人を7月31日付けで解雇する。すでに従業員に解雇通告が出されているという。
メディア・プリマはインターネット広告に既存媒体が押されて収益が急減したことを業績悪化の理由に挙げた上で、人員削減によって職務の重複による非効率性を減らすと説明。中・長期的にグループを堅固で持続可能なビジネスモデルに変えることを目的としているとしている。
メディア・プリマは今年3月にも英字紙「ニュー・ストレーツ・タイムズ」のリストラを決行し543人を解雇しており、これが2回目のリストラとなる。メディア・プリマは5つの労働組合との話し合いの末に決定したもので、透明性のあるプロセスに基づいて実行するとしている。
メディア・プリマはTV3、NTV7、8TV、TV9の民間テレビ局4局を有するほか、新聞、ラジオ局4局、ウェブサイト、屋外広告会社を運営している。
(フリー・マレーシア・トゥデー、6月29日)