2021年のGDP成長率、6.3ー7.5%に=財務相

【クアラルンプール】 2021年の国内総生産(GDP)についてテンク・ザフルル・アジズ財務相は、6.3ー7.5%の大幅なプラス成長になるとの見通しを示した。
テンク・ザフルル財務相は、新型コロナウイルス「Covid-19」感染拡大による影響からの回復に向けた経済の舵取りが重要だとした上で、マレーシアは開放経済体制を取っており、U字またはV字回復には貿易相手国やグローバルサプライチェーンの回復状況に依存する可能性があると指摘した。
今年のGDP成長率については、中央銀行バンク・ネガラ(BNM)がマイナス2ープラス0.5%、国際通貨基金(IMF)がマイナス3.8%、世界銀行がマイナス3.1%と予測していると言明。150カ国以上の各国におけるGDP成長率についてもマイナス成長が予測されているとした。
資本市場に関しては、過去10年間において年間で平均5.1%成長しており、市場価値はGDPの2倍の3兆リンギに上ると述べた。2020年6月末時点における代表的株価指数のFBM・KLCIについても、他国に比べ回復力を示していると指摘。6日の終値で時価総額が2,000億リンギに達し、2020年初の水準にまで回復したと明らかにした。
5月における1日当たり平均取引量(ADTV)は前月から65%増加し、90億リンギを記録した日があったと言明。また同月における株式取引が110億株を超える日があり、2010年以来最高の水準に達したとした。これらについてテンク・ザフルル財務相は、マレーシア経済の再開や政府のインセンティブにより投資家がマレーシア市場に戻ってきたと分析。また2020年初において、外国人投資家による5つの製造およびサービスプロジェクト(額にして46億リンギ相当)が、電気・電子機器や医療機器のセクターで承認されたと明らかにした。
マレーシアの世界的な位置づけについては、さまざまな世界ランキングで上位にランクインしていると言明。調査会社のシンガポール系ブラックボックス・リサーチとフランス系トルーナが共同で実施した新型コロナ危機への意識調査では4位、 世界銀行の「2020年ビジネス環境ランキング」で12位、「2020年財競争力に関する国際調査(GTCI)」で26位にランクインしたと述べた。
(エッジ、7月7日)