2020年の失業率、4.0%予測を維持=MIDFリサーチ

【クアラルンプール】 2020年通年の失業率について、政府系金融機関MIDFの調査部門、MIDFリサーチは、6月に発表した4%の予測を維持している。
5月の失業率は5.3%と、政府が企業活動の再開を許可したにも関わらず、前年同月比で2.0ポイント、前月比で0.3ポイントそれぞれ上昇した。
MIDFリサーチは、全体的な経済活動の回復には時間がかかるとし、収益の減少を懸念する一部の企業で、従業員を削減して運用コストを管理する動きがあると指摘。経済活動の再開が雇用市場にプラス影響を与えるまでの数カ月間において、現在の失業率が維持されると分析した。また国際的なサプライチェーンに関与するマレーシア経済において、国際貿易と製造業部門の回復に伴い雇用市場も回復すると予測。経済活動が徐々に再開し回復傾向に向かっていることから、政府が講じる賃金助成金、雇用保険制度(EIS)、スキルアッププログラムにより2020年下半期に雇用が安定するとみているとした。
なお世界の失業率については、新型コロナウイルス「Covid-19」感染拡大の封じ込めに向けたロックダウンの影響を受け上昇しており、米国では4月が14.7%、5月が13.3%に上ったとコメントした。
(ベルナマ通信、7月14日)