第2四半期の求人数は44%減=JACリクルートメント

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ジェイエイシー(JAC)リクルートメントは2020年4—6月の「アジア各国のホワイトカラー人材紹介市場の動向」を発表。マレーシアの求人数は前年同期比44%、前期比47%それぞれ減少したと明らかにした。
JACリクルートメント・マレーシアの大西信彰 社長によると、行動制限令(MCO)期間中は企業から受託済みの求人は、第2四半期に入り25%で採用凍結や最終面接の延期が行われた。復興のための行動制限令(RMCO)に入り経済セクターにおける制限が大幅に解除された結果、採用凍結の案件はほぼなくなった。企業からの新規求人も増加基調にあるが、求人総数では前年同期間比で減少となった。採用に積極的なのは、医療機器・製薬、化学、FA(ファクトリーオートメーション)、ロジスティクス、SSC(シェアードサービスセンター)/BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)だった。職種では業界を問わず営業や事業開拓、ロボティクスのエンジニア、デジタルマーケティング、ITではJavaデベロッパーやブロックチェーンなどの需要が高まった。一方で新卒を含む若手人材は需要が減速した。基本給別求人数では7,000リンギ以上のマネジャー職が前年同期では全体の25%だったが、今期はほぼ50%となるなど、コア人材への採用シフトが顕著となった。
求職者の動向としては、MCOに入ってもマレーシア人、日本人の転職希望登録者の動向に大きな変化は見られなかった。各企業の業績が悪化している中、現職に留まる保守層がいる一方で、これを機会に新たな展望を開こうとする求職者もいた。ITやeコマース業界の求職者は、より一層市場での需要が高まっていることもあり転職意欲が高くなっている。日本在住のマレーシアでの就業希望者については、現在マレーシアへの入国が出来ない状態が続いており、転職先を日本国内に切り替える求職者も出ている。内定者については、まず日本の本社で勤務もしくは渡航前研修を実施する等の対応を企業を取っている。