失業者に対する3K労働受け入れ要請発言、労組が反発

【クアラルンプール】 マレーシア労働組合会議(MTUC)のJ.ソロモン書記長は、マレーシア国民を3K(汚い、危険、きつい)労働に失業者を充てる考えに反発。3K労働への就業を求めるならまず最低賃金を引き上げるべきと述べた。

M.サラバナン人的資源相が先ごろ、政府が行なっている失業対策に関連して「仕事がないより低賃金でも仕事があった方がいい」と失業者に3K労働受け入れを求める発言を行なったことを受けたもの。ソロモン書記長は、現在の最低賃金の水準では3K労働に就くことを求めることはできないと指摘。失業者に対しては単に3K労働受け入れを求めるのではなく、他にも取りうる対策があるとした。

ソロモン書記長はまた、現在の最低賃金では低賃金労働者を犠牲にして、高所得の雇用主にのみ利益をもたらすと指摘。国内で最も高収入といわれるマレーシア企業の最高経営責任者(CEO)の給与が一般労働者の7,000倍にも上ることを例に挙げ、この企業が経営難にあたり経営トップの賃金を下げるのではなく労働力を30%カットすることを選んだと非難した。

政府は今年1月1日付けで57の都市部を対象に最低賃金を1,200リンギに引き上げた。華字紙の報道によると、政府は他の地域についても1,200リンギに引き上げる方向で検討しているという。

(フリー・マレーシア・トゥデー、8月11日)