今年の失業率、4-4.5%予測=RAMレーティングス

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 2020年の失業率について、格付け会社のRAMレーティングスは、新型コロナウイルス「Covid-19」の大流行およびその抑制に向けた行動制限令(MCO)の発令により、必須サービス以外の企業活動が一時的に停止したことが労働市場に影響を与え、4-4.5%に達すると見ている。

RMAによると、世界的なロックダウン(封鎖)により観光・ビジネス旅行が減少したことからクアラルンプール(KL)、セランゴール、ペナンの失業率が全国の平均値を上回り、観光関連および製造業セクターの労働力が全体的に減少した。今後の動向については、輸出や必須サービス以外の事業の回復に伴い労働市場が復活し、より多くの雇用機会が創出されると見ている。

製造業セクターは6月より回復傾向に向かっており、必須および非必須サービスの稼働率がそれぞれ83%と70%に回復した。一方で観光・ホスピタリティは65%、サービス業が62%、建設が40%に止まった。

今年の必需品への消費については比較的横ばいとなり、裁量支出が著しく減少すると予想。個人消費が、前年の7%成長から2.1%成長に縮小すると見ている。同社は、企業や一般家庭に対するさまざまなインセンティブの有効期限が第4四半期までとなっていることから、向こう数カ月間が重要になるとの見方を示した。