日系企業の景況感、過去最低を記録=JACTIM

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 マレーシア日本人商工会議所(JACTIM)は2日、JACTIM会員企業を対象に実施した2020年下半期の景気動向調査を発表。「良好」から「悪化」を引いたDI値がマイナス57.9となり、1984年に調査開始して以来の最低水準となった。

同調査は半年に1度行なっているもので、今回は2020年7月13日から8月21日にかけて585社を対象に実施し、30.4%にあたる178社(製造業115社、非製造業63社)から回答を得た。
DI値は5期連続のマイナスで、前回予想のマイナス31.9を大きく下回った。来期(2021年上半期)についてはマイナス41.6とやや上向くものの、景況感悪化は続く見通し。
新型コロナウイルス「Covid-19」の影響が大きく、「業績に特に影響を与える因子」としては84.3%の回答者が挙げた。セクター別に個別要因があるとみられるものの、新型コロナ以前の水準に達するには相応の時間を要するとの回答が全般的に目立った。
利益率DIと利益水準DIは共に前回予想を大きく下回る下落となった。資金繰り状況DIも予想を大幅に下回る下げ幅となったが、今後の上向きが予想される業況判断DIや利益率DI、利益水準DIとは異なり、資金繰り状況DIは来期もほぼ横ばいの厳しい状況が続く見通し。反対に従業員DIは、前回予想を大きく上回るプラス23.0となった。