希望同盟政権下で汚職防止進む=世界銀行リポート

【クアラルンプール】 世界銀行は、マレーシアの汚職防止の取り組みが2018年総選挙で希望同盟(PH)が勝利した後に大幅に改善したと報告した。
 世界銀行は「政府の有効性と透明性の向上:汚職との戦い」と題するリポートの中で、PH政権による短期間の改革の結果として、マレーシアの国際的な指標に対するパフォーマンス、ガバナンス、説明責任、透明性に関するランキングがすべて上昇したと指摘した。
 具体的には、PH政権による汚職対策のステップとして、首相に直接報告する汚職防止特別閣内委員会(JKKMAR)の事務局の役割を果たす「ガバナンス、整合性、腐敗防止のための国立センター(GIACC)」の設立を挙げ、GIACCが他の機関や部門と協議して、国家汚職防止計画(NAPC)を策定し監督していると評した。
 また1MDB資金流用事件のような未解決の汚職スキャンダルに迅速に対応するという政府の決意を賞賛。GIACCとマレーシア汚職摘発委員会(MACC)に強力な権限、独立性を与えることで有力者や政治家の逮捕という成果をもたらしたとした。
 PR会社の米エデルマンの信頼度調査によると、マレーシアの「政府への信頼感」が2018年の53ポイントから2019年には59ポイントに改善した。
(マレー・メイル、9月24日)