新規失業者数、10月下旬までに9万人に=Socso

【クアラルンプール】 社会保険機構(Socso)は、新型コロナウイルス「Covid-19」感染拡大とその抑制のために発令された行動制限令(MCO)により、10月22日までに8万9,596人の雇用が新たに失われたと明らかにした。
Socsoに報告のあった新規失業者数が毎月1万人近くに上っており、前年同期比では278%の大幅増加となっている。このペースでいけば、通年の失業者数が10万人を突破するとみられている。
Socsoのモハメド・アズマン最高責任者(CEO)は、「政府が条件付き行動制限令(CMCO)を発令した5月に失業者数が増加し始め、復興に向けた行動制限令(RMCO)に移行した7月に急増したことがわかった。こうしたトレンドは7月中旬に安定し始めた」と述べた。
セクター別では製造業への打撃が最も大きく、失業者全体の23%を占める2万492人に上った。これに宿泊・食品・飲料が1万3,053人(15%)、小売が1万2,450人(14%)で続いた。地域別では首都圏クランバレーが全体の58%を占めており、セランゴール州とクアラルンプール(KL)の新規失業者数はそれぞれ2万7,619人、2万3,882人に上った。ペナン州が3番目に多く、11%に当たる9,489人に上った。
職種に関しては、専門職が最も影響を受けており、失業者数は2万3,022人(26%)に達した。次いで技術者が1万7,240人(19%)と多く、上級管理職も1万1,762人(13%)に上った。
今後については感染の第三波が来ていることが労働市場に影響を及ぼしており、Socsoは完全な経済封鎖を回避することができ経済が回復に向かった場合、2021年第1四半期の失業者が2万人から2万5,000人程度と若干の改善が見込まれるとしている。また現在4.7%となっている失業率については、年末から2021年第1四半期には4%から4.5%程度にやや改善すると予想している。
(フリー・マレーシア・トゥデー、10月29日)