外国人労働者対象に感染検査実施へ、人資省が調整

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)は25日、外国人労働者の間に新型コロナウイルス「Covid-19」の感染爆発が起きていることを受け、大規模なスクリーニング実施に向けて人的資源省が調整に入ったことを明らかにした。

建設現場や外国人労働者の宿舎における感染拡大を防ぐのが目的。サブリ上級相は、第一段階として首都圏やペナン、ネグリ・センビラン州など多くの外国人労働者が働く地域を対象にスクリーニングを実施すると述べた。検査対象は100万人を超える見通し。

M.サラバナン人的資源相は、21日より社会保障機構(SOCSO)に登録された診療所で感染検査を受け付けると述べた。検査費用についてはSOCSOが1人当たり60リンギの補助金を支給する。

大規模クラスターが起きているセランゴール州クランにあるトップ・グローブ工場及び従業員宿舎周辺については、25日までに5,777人が感染検査を受け4,036人で陽性反応が出た。マレーシア人は190人だけで残り3,846人は外国人労働者だという。

サブリ上級相はすでに発表済みのトップ・グローブの工場28カ所の閉鎖について、これまでに27カ所がすでに閉鎖された事を明らかにした。残り1カ所も近く閉鎖される。

サブリ上級相はまた、新たにケダ州クリムのスンガイ・セルアン地区に対し強化行動制限令(EMCO)を発令すると発表した。保健省によるリスク評価に基づき国家安全委員会(NSC)が同意した。期間は11月27日から12月10日まで。住民約6,000人が影響を受ける。