マレーシア労務Q&A 定年後の待遇 偽造診断書など

マレーシアでの定年後再雇用した従業員の給与・賞与

現在雇用している従業員が定年となるので、次回更新時には実務はせず、後任育成のためのアドバイザーとしての雇用を予定している。給与を下げても問題ないか?

マレーシア雇用法Employment Act1955には定年退職後の給与の取り決めはなく、問題ございません。統計的なデータはございませんが、弊社で面談する日系企業の皆様からの情報の限りでは給与が2/3ほどになるという声が多い状況です。

マレーシアでは定年後の有期契約社員に対して、ボーナスを支給している会社は多いか?

マレーシア雇用法Employment Act1955ではボーナス支給についての取り決めはございませんので、会社主導で決定が可能です。弊社で面談する日系企業様の情報の限りでは、支給している企業が多い状況です。

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偽装診断書による有給休暇取得について

偽造MC(診断書)による不正有給取得問題があると聞いた。日本企業において発生した事例は?

弊社には今まで偽造MC(Medical Certificate)を使用した有給病気休暇取得についての日系企業からの相談が数件ございました。
基本的には、正式なMCがないと無断欠勤扱いが可能となり、show cause letterを出して解雇にもっていくことができます。
過去の労働裁判の判例を調べると、1件MCが偽造だったものの、雇用契約違反を立証出来なかったため、不当解雇になったケースがありました。

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マレーシアと他の東南アジア諸国との労務の違い

シンガポールでは月々の賃金とは別に13か月目の賃金Contractual Bonusを支払うという義務があるが、マレーシアではあるか?

マレーシア雇用法Employment Act1955には賞与について取り決めはなく、会社の意思で支払いを決定することができます。(賞与支給について雇用契約書に記載がある場合は支給が必要となります)
賞与は会社が任意で従業員に支払うものとなり、支給の法的な義務はありません。

インドネシアでは就業規則を作成後、労働局に申請し、承認を得る必要があるが、マレーシアでは就業規則についての決まりはあるか?

マレーシアではこの限りではございません。

この記事が、マレーシアの企業で人事・労務に携わる方の参考になれば幸いです。

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