第4四半期の求人数、前期比12%減=JACリクルートメント

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ジェイエイシー(JAC)リクルートメントは27日、2020年10—12月の「アジア各国のホワイトカラー人材紹介市場の動向」を発表。マレーシアの求人数は前年同期比4%、前期比では12%減少したと明らかにした。
求人数は、非日系企業が11%増であったのに対し、日系では17%減と、採用意欲に違いが出た。
給与別では、9,000リンギ以上(シニアマネジャー以上)の求人数が前年同期比13%増。コロナ禍で多くの企業が新規事業開拓や、既存ビジネスの強化などを実施したことでコア人材への求人が増加した。特に非日系企業においては、求人数に占める割合が前年同期が25%であったのに対し、2020年第4四半期では41%まで上昇し、非日系企業における高額人材への採用意欲が強いことが伺えた。
同社が昨年11ー12月に実施した雇用動向調査(207社回答)では、2021年の採用計画で増員予定のある企業は29.8%、交代要員のみ採用予定は29.8%、採用凍結は15.7%となった。2020年中に追加採用をした企業が全体の19.8%であったことから、2021年はより戦略分野を強化する企業が増える見通しだ。採用予定の職種では、営業・営業開発職が圧倒的に高く、次いで製造関連人材、サプライチェーン/物流、ITとなった。
求職者の動向としては、例年、年末年始は転職市場は静かになり、春節明けに求人・求職ともに活発化するというサイクルだが、今年は年末年始においても引き続き求職者の新規登録が続いた。コロナ禍における給与カット、レイオフと同時に、この機により安定成長が見込める企業への転職を画策する求職者が増えたことが伺えた。日本人求職者に関しては、2020年上半期に停滞していた就労パスの承認プロセスが徐々に緩和されて来ている。その一方で、2021年1月1日から外国人採用に関わる新しい求人プロセスが導入されたことから、JACは今後どのような影響が出てくるか注視していく必要があるとした。

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