昨年の雇用創出数、29.5%減の7万3,000件=統計局

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 統計局(DOSM)は、2020年の労働力供給に関する統計を発表した。新型コロナウイルス「Covid-19」感染拡大の影響を受けて、雇用創出数は7万3,000件に止まり、前年に比べ3万1,000件(29.5%)の大幅減少となった。
産業別で見ると、サービス業が41.2%、製造業が34.8%を占めた。
労働力供給数(求人数)が845万7,100件となり、前年比2.4%減少。求人数のうち定数を満たしたのは828万1,200件で、前年比で2.2%マイナス。未充足求人数は17万5,900件で、前年比で11.2%減った。
2020年通年の失業率は4.5%となり、前年の3.3%から大幅に上昇した。失業率が4.0%を超えたのは1993年(4.1%)以来初めて。また労働力率(LFPR)は68.4%で、前年(68.7%)から0.3%ポイントダウンした。
一人当たりの労働生産性は、前年比5.4%マイナスの8万8,899リンギとなった。その一方で、時間当たりの生産性は、3.4%プラスの42.0リンギとなった。

コメントを残す