第1四半期の求人数、前期比50%増=JACリクルートメント

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ジェイエイシー(JAC)リクルートメントは26日、2021年1—3月の「アジア各国のホワイトカラー人材紹介市場の動向」を発表。マレーシアの求人数は前年同期比4%、前期比では50%それぞれ増加したと明らかにした。
コロナ禍前の2019年の同四半期比でも9%増加し、企業の採用意欲は従来以上に上昇した。外資系やローカル企業では前期比75%増、昨年同期比31%増と大幅に増加した一方、日系企業では前期比19%増、前年同期比19%減と採用意欲に大きな差が見られた。

第1四半期に業務拡張・新規進出を背景に当社が取引を開始(交渉中含む)した企業44社の9割以上が外資とローカル企業だった。特に求人が増加した業界は、引き続き業務委託(BPO)、SSC(シェアードサービスセンター)/GBS(グローバルビジネスサービス)。従来より BPO/SSCでは給与計算や経理業務での多言語人材需要が中心だったが、コロナ禍で現地の営業活動が伸び悩み、グローバル・インサイドセールスの部門をマレーシアに移転・導入するケースも増えている。従来のインサイドセールス以外にも購買、サプライチェーンなどの部門拡張もコロナ禍後の特徴となっている。この結果、日本、韓国、タイ、ベトナム語に加え、アラビア、ポルトガル、フランス、アフリカ諸国言語スキル保持者の採用が増えているのが昨年までと大きく異なっているという。日系企業においては、今年から従来の地場・日系企業マーケットから東南アジア諸国連合(ASEAN)・グローバルマーケットへシフトするための新規営業開発人材等の求人が特に増えている。その他 IT、eコマース、エンジニアリング、医薬・医療機器、半導体・電子電気など、引き続き採用が活発となっている。

職種では人事・経理・コンプライアンス・規制管理などは絶えず求人依頼を受けている一方で、外国籍(日本人・韓国人・タイ人など)向けの求人については、採用が内定しても渡航できないことから、実際の就労開始時期が未定となるケースが発生している。
求職者の動向としては、例年、旧正月(毎年2月頃)明けに求人、求職ともに活発化するものの、今年は年末年始でも求職者の新規登録が続いている。コロナ禍における給与カット、レイオフと同時に、この機により安定成長が見込める企業への転職を画策する求職者が増えたことが要因となっているという。日本人求職者に関しては、2020年上半期に停滞していた就労パスの承認プロセスが徐々に緩和されている。

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