シニア・ポジションにあった原告〜勤務態度不良は立証されるか?

  1. Home
  2. Knowledge Base
  3. 判例
  4. 勤務成績・態度
  5. シニア・ポジションにあった原告〜勤務態度不良は立証されるか?

ジャファール・モハメッド氏
VS
ケダ・マーブル

判決日: 2000.05.15

概要:

原告のジャファール・モハメッド氏 (以下J氏) は、工業関連責任者として勤務。J氏の前職における活躍から、会社から求められての採用だったが、勤務態度不良を理由に解雇された。

会社側の証言によると、J氏は義務付けられていたいくつかの書類の提出を怠り、また規定の出社時間を守らないことがしばしばあった。また、J氏は会社で規定されていたタイムカードを使用していなかった。

J氏はこれに対し、 必要書類は全て準備し、提出すべき人物の秘書に仕上げを頼んだと主張。また立場柄、出勤前に様々な場所を訪問しなくてはならなかったのだと証言した。またタイムカードに関しては、就職当時の上司から使用しなくてもよいとの指示を受けていたと主張 した。

判決:

解雇は不当

裁定内容:

(1) J氏が製図工及び秘書に、すべての必要提出書類の草稿を渡していたことは証明された。しかし、製図工及び秘書が上司からの指示などにより、その仕上げを怠っていた。

(2) J氏のような立場にある社員であれば、仕事上の都合により規定の出勤時間に遅れることは十分理解できる。また、J氏が自宅から直接出勤した際にも規定の出勤時間に遅れていたという証拠はなかった。

(3) J氏の上司及びJ氏と同等の立場にある社員も、しばしば遅れて出勤していた。しかし、J氏のみが処罰を受けるという事実は、会社の不公平な態度を証明する。J氏の解雇は、会社のJ氏に対する個人的悪意に基づいた行為であったと判断される。

Was this article helpful?