マレーシア人の63%、職場での差別や疎外感を経験=ヘイズ

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最新版「ヘイズ・アジア・ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)・レポート」によると、マレーシアの従業員の63%が「現在の職場において差別による疎外感を感じたことがある」と回答した。D&Iとは、異なる人々や視点を受け入れ、組織に生かすことを意味する。

差別を感じたと答えた従業員の51%は、この1年間で差別を経験をしており、調査対象となったアジアの国や地域内で、日本(52%)に次いで高い回答率となった事が分かった。

また51%の従業員は、「差別が原因で就職・昇進の機会が狭まれている」と回答。その内30%以上の従業員が「昨年このような経験をした」と答えた。31%の従業員が、「民族性の違いが原因で、同一の昇進機会を逃している」と感じており、この回答率は2017年から13%、2018年から19%上昇した。

29%の従業員は、「民族性の違いにより給与や報酬に差別が生じている」と回答し、調査対象となったアジアの国と地域内で最高の回答率となった。その一方で54%の「マレーシア人が民族の違いにかかわらず、平等に給与や報酬を支払われている」と回答した。

2017年の調査では、43%の従業員が現場レベルの管理職が女性であると回答し、この比率は2018年に46%に上昇したものの、今年は40%に減少した。女性管理職が減少している一方で、「昇進が平等に行われている」と回答は増加した。

給与水準については、「男女間の不平等により給与水準に影響が出た」と回答した従業員は2017年に19%、2018年には23%だったが、2019年は18%に減少した。その一方で42%の従業員が「自社は給与水準が不透明である」と回答し、給与水準が不透明であるとの考えも払しょくされずに残っていることが分かった。

D&Iを推進するためには、54%が「多様なバックグランドを持つ従業員に、アイディアの創出や会社への貢献を奨励し、報酬を与え、社内に周知する」、47%が人事評価や面接などで、企業文化について従業員から直接意見を聞く機会を設ける」べきと回答した。D&Iに関する課題解決に向けて、マレーシアの従業員は積極的なコミュニケーションを望んでいる事が分かった。

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