会社に無断で新たなビジネス〜解雇に値する不正行為か?

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ロスラン・ザハリ・エフェンディ氏
VS
フェデラル・オート・カーズ

判決日: 2000.04.28

概要:

原告のロスラン・ザハリ・エフェンディ氏 (以下R氏) は、見習いセールスマ ネージャーとして採用されたが、会社からの承認を得ずに、勤務時間を利用して別のビジネスに携わったこと、またその為に会社の備品を利用したことを理由に解雇された。

その証拠として会社は、R氏が作成・署名して会社からファックスしたクリーニ ングサービスビジネスの書類、及び当ビジネス用にオーダーした文具類の見積書を提出した。これらの書類に関してR氏は、友人に代わって署名をしただけであったと証言、クリーニングビジネスとの関わりは一切否定した。また、解雇前に社内の査問委員会等が開かれなかったことからも、不当解雇であったと訴えた。

判決:

解雇は正当

裁定内容:

(1) 自動車販売というR氏本来の会社における職務と、クリーニングサービス業との間に、ビジネスにおける利害の衝突が無いことは確かである。

(2) ただ、勤務時間を別のビジネスに当てることや、会社の備品をその為に利用することは、別の意味での利害の衝突であり、決して認められる行為ではない。

(3) 特にR氏の場合、勤務成績が不良であったことから試用期間が延長されていた最 中の出来事であった。従って、この不正行為はより深刻であると判断される。

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