会社所有物の無断持ち出し〜解雇処置は正当か?

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アマザワリー・ビジャヤン氏
VS
タオルテック

判決日 :2000.02.24

概要:

原告アマザワリー・ビジャヤン氏 (以下A氏) は、製品包装労働者として 22年間勤務。時給は1時間あたり27.55リンギだった。会社の所有物である使い捨てタオルを、無断で持ち帰ったことを理由に解雇された。

会社側は、それが会社の規則違反であることをA氏は十分に認識していたはずと主張。

A氏はこの違反行為を認めたものの、故意では無かったと訴えた。また以前に他の被雇用者が同様の違反行為を行った際、その被雇用者には警告通知が与えられただけだったと主張。解雇は行き過ぎだと 訴えた。

判決:

解雇は不当

裁定内容:

(1) A氏による反則行為は確信的なものであるが、22年間という長期就労期間を考慮 に入れると、会社のとった解雇という処置は適当でないと思われる。また、A氏が反則行為を行ったのは今回が初めてであったという事実も考慮に入れるべきであった。

(2) 以前に起こった同様のケースに対し、会社は警告を与えただけであった。雇用者は反則行為を行った被雇用者に対し、それぞれに異なった処置を取ってはならない。

(3) A氏が既に退職年齢を超えているため、再就任は期待できない。したがって会社はA氏に対し、解雇日から聴取最終日までの給与相当額、および全就労期間 (22 年間) × 給与1カ月分を賠償金として支払わなくてはならない。

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