出産休暇〜妊娠の事実を会社が知らなかったと証明できるか?

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ルシダ・アンワル氏
VS
レストゥ・ハルモニ

判決日: 2001.06.20

概要:

ルシダ・アンワル氏(以下R氏)は、シニア・エグゼクティブ。会社がちょうど移転を終えたころ、R氏は妊娠・出産のため、移転後すぐには出勤できなかった。会社側は、R氏が雇用法に定められた正当な解雇理由となる2日以上連続の無断欠勤をしたとして解雇。会社は、R氏が妊娠中であることを知らず、また休暇届も受け取っていな かったと主張した。一方R氏は、同僚を通じて休暇申請を提出しており、無断欠勤に当たらないと主張。不当解雇だとして会社を告訴した。

判決:

解雇は不当

裁定内容:

(1) R氏は、出産時期が迫り医師から動かないよう指示を受けた 98 年5月18日から医療休暇をとり、同6月5日に出産した。R氏は、会社から無断欠勤したとされる期間に会社を休まなければならなかった合理的な理由を有していた。またR氏は、可能な限 り早い時期に会社に対して報告を行っていた。

(2) R氏は、上級財務マネージャーを通じて会社の人事部に医療休暇および出産休暇を報告。これは、会社の移転直後で人事部にまだ電話が引かれていなかったためで、同財務マネージャーもメッセージを人事部長に届けたことを認めている。

(3) 会社は、休暇する旨を会社に連絡したというR氏の主張への反論として、R氏か らの休暇メッセージを受け取ったとされる人事部長の参考人招致を行わなかった。この 事実から、1950 年証拠法 114条(g)の規定に基づき、会社にとって不利な推論を導かざるを得ない。

(4) R氏が妊娠していたということを知らなかったという会社の主張は、R氏が妊娠 を理由に、会社移転を都合のよい時期に行うよう請願していたことからも、信じがたい事といわざるを得ない。

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