幹部への無礼な振る舞い〜解雇の理由となるか?

  1. Home
  2. Knowledge Base
  3. 判例
  4. 勤務成績・態度
  5. 幹部への無礼な振る舞い〜解雇の理由となるか?

ング・シウチャン氏
VS
チバ・スペシャリティ・ケミカルズ

判決日: 2001.02.12

概要:

ング・シウチャン氏(以下N氏)は、管理・資材調達担当幹部。N氏は以下の5件を理由に解雇された。

(1) 製造マネージャーに対しN氏の無礼な振る舞いがあった。
(2) N氏の会社への貢献が不足していた。
(3) 会社ロゴ作成に関してN氏が独断で行った。
(4) 製品見積りの際、会社の指示と反する見積額を提示した。
(5) N氏は業務に関する詳細への注意を怠った。

判決:

解雇は不当

裁定内容:

(1) 会社は、N氏がいつ、どのような無礼な振る舞いをしたのか証明できなかった。 製造マネージャーと話している途中でN氏が無視して顔をそむけたといっても、N氏が マネージャー氏に対して意図的に無礼な態度をとったということにはならない。同件は 1つの独立した出来事であったにすぎない。

(2) N氏の会社に対する貢献度が低いという明確な証拠は見当たらない。

(3) N氏が会社のロゴをデザインしたわけではない。N氏の役目は、会社のロゴ作成のガイドラインに製作者が則っていることを監督することにすぎない。承認された案は、 これは2番目の案で、会社のガイドラインに従っているといえる。会社はこれについて反論せず、N氏が会社への相談を怠ったとの誤った主張を展開している。

(4) 製品見積りを出すことについて、会社はN氏に一存していた。N氏に製品のコス トについて指示していた証人は、製品がどの程度の価値があるのかについて、当初からN氏に指示を出していなかったと証言。N氏が指示に反したという証拠は提示されな かった。

(5) 会社は、N氏が注意を怠ったというに足る十分な証明をしていない。

Was this article helpful?